保険は適応されますか?
当院での入れ歯は全て健康保険は適応されない精密義歯です。治療期間はプラスチックの入れ歯に比べ長期になりますが、患者さん一人一人に最適の快適な入れ歯をお作りすることができます。
普通の入れ歯と精密入れ歯の違いは?
普通の入れ歯よりも、より快適に作られているのが精密義歯です。

精密義歯は、普通の入れ歯とは異なり、変形が少ないのが特徴です。丈夫な素材や特殊なアタッチメント、磁石などを使用するため、薄くて丈夫な入れ歯をお作りできます。薄く小さい入れ歯にすることで、普通の入れ歯に比べ食事や会話が楽になります。また、先端技術のインプラントと組み合わせると、驚くほど快適になります。
入れ歯とブリッジはどちらが良いでしょうか?
一長一短があります。普通の入れ歯は食事や会話がしづらいものですが、ブリッジはしっかりと固定ができるので快適です。しかし、ブリッジは両隣の歯を削らなければなりません。土台となる歯が健康であれば、削るのはあまりお勧めできません。

フレキシブル義歯であれば削ることがありませんから第一選択にしては如何でしょうか。
入れ歯だと食事が美味しくないです。
それは異物だからです。入れ歯は異物ですから、大きいとお口の中の違和感が強くなり、慣れるのに時間がかかります。失った歯の本数が増えると、入れ歯も大きくしなければなりません。大きくなればなるほど、違和感も強くなります。対策としては、薄く作れるチタンなどの金属の入れ歯があります。

金属義歯は薄くすることが可能で、0.5ミリ程度の厚さです。そのほか精密入れ歯、インプラントなどをお勧めいたします。
入れ歯が汚くなるのは?
汚れが付くからです。食事の後は歯ブラシなどで丁寧に入れ歯を磨いてください。週に1〜2度は市販されている酵素入り「入れ歯洗浄剤」を使用してください。入れ歯は汚れが付きやすいためしっかりと洗浄しましょう。怠ると「口臭」「カンジダ症」「歯周病」の原因となり、口腔内の状態を悪化させます。
入れ歯にしたら味がしないのはなぜ?
入れ歯が大きいからです。大きな入れ歯や厚みがある入れ歯にすると味がしなくなることがあります。入れ歯は異物ですから、舌の運動を妨害します。このため、発音障害や味覚障害が現れます。また厚い入れ歯は嘔吐反射ややけどの原因にもなります。磁石などのアタッチメント義歯や金属義歯などの精密義歯を選択しましょう。
入れ歯にしてからよく噛めません。
咀嚼能率が低下するからです。噛むための能率を「咀嚼能率」と呼んでいますが、入れ歯の場合は通常の歯の30%ほどしかありません。70%の機能が失われてしまうので、入れ歯は物が噛めないのです。

入れ歯による咀嚼能率を高める方法として、差し歯にアタッチメント義歯を使用する方法があります。また、入れ歯の『歯』に特殊加工することで、よく噛み切れる歯になります。メタルブレードといいます。
定期健診は必要ですか?
定期健診は必ず受けてください。歯茎は年齢とともに徐々に衰えます。これは体のどの部分でも同様におこる生理現象です。年月に伴う口腔内の組織の変化や、入れ歯に使用している人工歯の磨耗などにより、徐々に入れ歯が合わなくなることがあります。合わなくなった入れ歯を長い間使用していると、歯や歯周組織、顎の関節に悪影響が生じます。口は消化器官です。そして入れ歯は体の一部、重要な臓器そのものです。定期的にメンテナンスすることで病気の予防にもなります。